テーマの内容は経済的な問題をクリヤーし、その上で環境好適性を実現した建築や施設です。
環境好適性と経済性
幾ら環境に好適なシステムでもその使用に当たって膨大な費用が発生するものは実用的なシステムとはいえません。ランニングコストが従来より低減され、しかも機能は従来と同等かそれ以上の機能を有する事が必要です。その上で従来のシステムに比較して環境負荷が少ない優れたシステムを評価します。
ランニングコストの削減と経済性の考え方
省エネルギーの問題を語るときにややもすると「耐乏生活」が自慢気に語られます。
当コンテストの経済性はそのような生活のレベルを下げての経済性でなく、今までの生活レベル同等か、それ以上の生活レベルが実現する中でどの位にランニングコストが抑えられるかの所に重点があります。
より高い生活レベルが、どの程度の経済性で実現するか、同時にどのくらい環境負荷が少なくなるかを評価するものです。
単なる倹約型、節約型のシステムでは、生活レベルが向上する現代に於いてあまり存在意義が有りません。
特に今後諸外国に対して環境先進国としての役目を果たす際には一定レベル以上の機能を有した上での経済性と環境好適性が問われることとなります。
豊かな発想で構築された経済的で使いやすく合理的なシステムの応募を期待しています。