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１.地球環境
以前は地球環境の問題は遠い世界の話題としてあまり真剣に考えられていない傾向が有りましたが、現在では最重要な国際問題として注目されている問題です。
国際間で条約が制定され，それに伴い国内法が整備され実際に規制が実施されてくると「法律で定められた」最も身近な問題として重要な課題となります。
現在は未だ国内法の規制までは至っておりませんが、その段階は間近に迫っています。
地球環境問題のテーマは地球温暖化の元凶とされるCO2の排出の削減です。
CO2の削減の手法には色々の方法が有ると思いますが、要は消費する熱源の中で熱量当たりに発生するCO2が少なく経済的な熱源を選択利用する事が重要です。
我が国が環境問題の先進国として【環境立国】を目指す上にも将来 の地球環境まで考慮した建築、施設の工夫が望まれます。
2.地域（近隣）環境
地域環境は地球環境ほど遠い世界の問題では無いので、近隣の環境を破壊する行為は身近な事件としてマスコミでも頻繁に取り上げられていす。
近隣に迷惑をかける事は現在では犯罪行為ですので、常識的な問題として理解されています。しかし，法律に抵触しなければ良いというレベルを超えて地域環境の問題は更に掘り下げる必要が有ります。
地域の環境に合った景観上の問題とか、里山をはじめとして従来から存在する樹木等の伐採や自然環境の破壊も何時もテーマになります。
地域環境の問題は、現状の環境を破壊しないという地域環境に対する消極的な配慮とは別に、積極的に地域環境の改善に貢献する工夫もこれからは必要になります。
例えば新しい建築や施設が建設される事で地域の環境が以前と比較して住みやすく改善されるような配慮も必要です。
3.居住環境
最も身近な環境のテーマです。
居住者や利用者にとって「健康的」で「快適」で「環境に負担を掛けない」等の「質の高い生活環境」が「経済性に優れた方法」で実現できれば理想的です。
